【ボート】今垣、大好きな宮島で奮起

 「宮島チャンピオンカップ・G1」(20日開幕、宮島)

 勝負に懸ける気持ちは人一倍。奇襲と言える3カドにするのもその理由だろう。勝負師の今垣光太郎が、今年初のG1出場となる宮島で奮起を誓う。昨年11月に行われた当地の鳴門周年では伸びを生かして優出。残念ながら優勝戦は市川哲也に止められて3着も、果敢に仕掛けていき存在感はきっちり示した。その後は福岡周年で待望の優勝。グランプリの出場権をしっかりゲットした。

 そのグランプリでは転覆の影響があり、不完全燃焼のままファーストステージで敗退。それだけに今年こそは、1億円を巡る戦いの舞台に乗れるように燃えているはず。「昨年はグランプリを走ったけど、トライアル2ndに進めなくて悔しい思いをした。(ルールは改正されるかもしれないが)1stステージで落ちてシリーズ回りになるとモチベーションを保つのも難しい…。そう考えると、今年はベスト6に残り、トライアル2ndステージからグランプリに出場したいと思っている」と気合が入る。

 そのためには最初がが肝心。今年は得意とする宮島からG1戦線をスタートさせる。「毎年からつか、尼崎で最初の記念を走っていましたが、今年は大好きな水面の宮島。とても楽しみです。12年の周年で優勝、SG(02年6月グラチャン)も取ったことがある。雰囲気も水面も全部好きで、コンスタントに結果を残せている。相当好相性ですよ」と自信を持つ。

 やはり今節の目標は優勝だろう。「昨年のリベンジをするために、年頭からスタートダッシュを決めたい。早めに記念を取っておくとあとが楽になる。今回は11月に走っている経験があるし、チャンスだと思う。全力で狙いに行きますよ」と堂々と宣言する。持ち味の強気な攻めで、再び宮島周年制覇を達成する。

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