アイルランド大使特別賞は鮫島君が受賞
JRA競馬学校・騎手課程第31期生の卒業式が3日、千葉県白井市の競馬学校で行われた。今年は4人が卒業。5日の合格発表を経て、早ければ3月1日にデビューを果たす。
鮫島克駿(かつま)君は父・克也(52)が地方競馬通算4000勝以上をマークしている佐賀の名手で、兄・良太(27)=栗東・フリー=は中央騎手として奮闘中。技術が優秀な生徒に贈られるアイルランド大使特別賞を受賞と、“血統”だけでなく素質的にも将来が有望だ。「小学校5年生の時から乗馬を始めました。明るく、誰とでもコミュニケーションを取れることが長所」と笑顔で語った。
「これからが本当のスタート。本人の努力次第ですよ。いつか一緒に乗れれば、とは思いますよね」と次男に厳しくも温かい言葉を贈った父。ターフで鮫島家3人が競演という、夢のようなシーンがいつの日か見られるかもしれない。