サミットストーンの矢野師感無量
2014年の地方競馬で活躍した馬と厩舎関係者などを表彰する「NARグランプリ2014」は5日、東京都内のホテルで、ファン50人を含む約400人が出席して盛大に催された。
年度代表馬のサミットストーンを管理する矢野義幸調教師(船橋)は「当たり前のように川島先生(故川島正行調教師)がもらっていた賞を獲れるとは、夢にも思っていませんでした」と喜んだ。サミットストーンの今後については「次はダイオライト記念(3月11日・船橋)に向かいますが、その後はアンタレスS(4月18日・阪神)も視野に入れたい」と明かした。
優秀女性騎手賞の岩永千明騎手(佐賀)は「コツコツと努力を積み重ねてきたが、こういう結果を出せて良かった」と喜び、最優秀勝利回数騎手賞の田中学騎手(兵庫)は「(親子で史上初の)3000勝できるとは夢にも思わなかった。2000勝からが速かった」と振り返った。
特別賞を受賞した吉田勝彦氏は、園田・姫路競馬の実況アナウンサー。1955年から約60年の経歴は世界最長で、昨年6月にギネス世界記録として認定された。祝福を受けた吉田氏は「ギネスに全く関心がなく、対象になっているとは思っていませんでした。満足できずにやめるのが悔しいので、まだ1日3レースぐらい実況していきたい」と話した。