【高松宮記念】マッジョーレ充実一途だ
「高松宮記念・G1」(29日、中京)
過去10年で6頭の勝ち馬を輩出している阪急杯組。目下、その勝ち馬が連勝中。ロードカナロア、コパノリチャードが同レースVで弾みをつけ、栄冠を勝ち取っている。今年、最重要ステップを制した勢いに乗り、主役の座を虎視たんたんと狙うのはダイワマッジョーレだ。「前走を使って体が締まった。ちょうどいい感じで競馬に臨める」と甲斐助手は大舞台に自信をのぞかせた。
充実一途だ。27日は角馬場から栗東坂路で調整。「雰囲気はいいですね。最終追い切りでも(同坂路)4F51秒7。以前は調教でそんなに時計が出なかったのに、この年齢になって動くようになった。落ち着きが出たのが大きいみたい」と仕上げ人は笑顔を浮かべる。キャリア初の6F戦には「やってみないと分からないが、ここで結果を出せれば、いろいろと選択肢が増える」と前向きに捉えた。
引き当てた枠番は7枠13番。くしくも前走の阪急杯と全く同じになったのは何かの吉兆だろうか。「真ん中から外ぐらいの枠の方が競馬はしやすいと思う。あとは上手なジョッキーだし、どんな形になっても対処してくれると思う」と甲斐助手も歓迎した。鞍上には引き続きM・デムーロ。頼れる男を背に、大仕事をやってのける。