【皐月賞】躍動クラウン3馬身先着
「皐月賞・G1」(19日、中山)
加減することなく攻めた。無傷の3連勝で弥生賞を制したサトノクラウンが9日、美浦Wで躍動した。抜群の行きっぷりでマルシアーノ(5歳500万下)を1馬身追走し、直線では鞍上が豪快なアクションで前進を促す。僚馬をあっさりと抜き去ると、6F83秒7-38秒4-12秒1で3馬身先着。堀厩舎としては珍しく、目いっぱいに負荷をかけてきた。
「1週前は長めからやりました。動きは鋭いですね」と橋本助手。3月27日に帰厩し、時計はこの日を含めて3本。決して量は多くないが、しっかり追い切ったことでガラッと変わってきそうな雰囲気がある。「競馬が上手で、これといった課題はない」。05年ディープインパクト以来の無敗Vへ、センスと完成度を武器に突き進む。