【青葉賞】ライジェル精神面も充実
「青葉賞・G2」(5月2日、東京)
ディープインパクト産駒の素質馬が文句なしの動きだ。連勝中のレッドライジェルは29日、美浦Wで併せ馬。5F69秒0-39秒0-12秒7の時計で、サトノオー(7歳500万下)に1馬身先着。終始楽な手応えで、切れのある動きを披露した。騎乗した柴田善は「中間の雰囲気はいいし、きょうの気配も良かった」と出来の良さを強調した。
コンビを組んで2戦2勝。その内容を「他馬を怖がる面が解消されてきたからね。いい傾向にあるよ」と分析する。以前は精神面の弱さを露呈し、レースに集中できなかったが、実戦を重ねるごとに成長してきたようだ。
シンボリクリスエス(02年)、ゼンノロブロイ(03年)、ペルーサ(10年)と、青葉賞3勝の藤沢和師も「今は気持ちが安定している」と成長ぶりに太鼓判だ。「ここ2戦の内容は良かったし、今回の舞台も合う。楽しみだね」とうなずく。
準備は整った。舞台を熟知する名将の送り込む素質馬が、ダービーへの切符をつかみ獲る。