【南関東競馬】ノーザンリバー連覇
「さきたま杯・交流G2」(27日、浦和)
1番人気のノーザンリバーが直線で抜け出し、さきたま杯2連覇を達成した。中団から伸びた4番人気のトロワボヌールが2着。2番人気のリアライズリンクスは、地元の浦和で悲願の交流重賞制覇に挑んだが、逃げ切れずに3着だった。
ノーザンリバーが力の違いを見せつけた。さきたま杯2連覇は、2009、10年のスマートファルコン以来の2頭目。鞍上の蛯名が「内めに行く馬に行かせて、その後ろを」とが思い描いた通りのレース運びで快挙を成し遂げた。
道中は4番手で脚力を温存。3角を過ぎて外へ持ち出し、4角を回ると満を持してスパート。蛯名が「(追い出しが)もう少しゆっくりでも良かったぐらい」と振り返るほどの力強さで、2着に4馬身差をつけた。
今後について浅見師は「いったん放牧へ出し、秋のローテーションはオーナーと相談して」と慎重な姿勢。一方で蛯名は「また、秋のG1に向けて頑張りたい」と目標を示唆。悲願の交流G1「JBCスプリント」(11月3日・大井)制覇に向けて、ノーザンリバーは今夏を充電期間にする。