ゴールドシップ出遅れに苦情など94件
JRAの関西定例記者会見が29日、大阪市内で行われた。冒頭で後藤正幸理事長は、ゴールドシップが立ち上がり大きく出遅れた宝塚記念の事象に触れ、「多くの関係者が、馬が癖を出さないように努力している。結果的にご迷惑をおかけしましたが、温かく見守っていただけたらと思います」とコメントした。なお、この件に関するメール、電話でのJRAへの苦情や問い合わせは計94件だった。
また、ゴールドシップが制した天皇賞・春の前日に京都競馬場で意図的な散水があったなどの一部報道(実際は通常の散水作業)で、馬場情報の開示についてファンから苦情などが寄せられたことを受け、今週末から土日の朝8時までの散水実施などを含めた最新の馬場情報をレース当日の午前9時20分ごろまでにJRAのホームページ上で発表することを決定した。
そのほか、海外競馬の国内発売実施について、横山清弘理事は「早くても来年の秋以降の実施となる」と見通しを語った。