【競輪】石井寛子ついに初センター

 ガールズケイリン総選挙のトップ当選は石井寛-。競輪とオートレースを統括する公益財団法人JKAは21日、「ガールズケイリンコレクション2015松戸ステージ」(9月20日・松戸9R)のファン投票結果と出場選手を発表した。1位には、決戦投票で2798票を集めた石井寛子(29)=東京・104期(女子2期)=が初めて選ばれ、センターの座を射止めた。

 3度目の総選挙で、ついに石井寛子がトップ当選を果たした。「2年連続2位で、まさかと思ったんですけど、今までの競輪人生の中で一番うれしいです」。2012年7月から始まったガールズケイリンを、08年のエキシビション(公開競技)から参加して支えてきた苦労が報われた。

 この日、当選発表の記者会見が都内で開かれたが、出席したのは2位の小林優香と3位の高木真備。そこに石井寛の姿はなかった。22日から開催するレースに備え、大分県の別府競輪で前日検査を受けていた。

 会見で石井寛子の喜びの声は、録画映像で伝えられた。総選挙1位が内定した今月上旬、静岡県の伊豆で撮影。自転車競技の強化指定選手として、日本代表チームの合宿に参加中だった。「ガールズケイリン総選挙では、たくさんのご投票をいただき、ありがとうございました」。予想外の朗報に、ぎこちなさを隠し切れなかった。

 ファンの熱い支持に、今度は石井寛が応える順番だ。出馬で掲げた公約は「もし総選挙で1位になりましたら、記念Tシャツを作ってファンにプレゼント致します」。どんなデザインで実現するのか。会見の映像は、ガールズケイリン公式ホームページでも公開されたが、Tシャツへの言及はなかった。

 まずは、選手として9月20日のレースで期待に応えたい。自らの長所を「レースの中の集中力は、誰にも負けないと思っています」とアピールし、自信をのぞかせる。これまで、ガールズケイリンコレクションの優勝は2回。今年は総選挙とレースの同時制覇という最高の結果で、応援してくれた人々に感謝の気持ちを届けたい。

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