【ボート】滝川シンデレラガール逆転V

 「レディースチャンピオン・プレミアムG1」(9日、まるがめ)

 伏兵・滝川がレディースチャンピオン初優出初V-。3号艇の滝川真由子(27)=長崎・102期・B1=が2周2Mで逆転の差しを決めてG1初優勝を飾った。賞金1000万円と来年のSG・ボートレースクラシック(16年3月16~21日・平和島)の出場権を手に入れた。2着に中里優子、1号艇の大滝明日香は3着に終わった。

 女子ボートレース史に残る劇的な逆転劇で夜のまるがめに新女王が誕生した。カクテル光線を浴びながら滝川が真っ先にゴールラインを駆け抜けた。歓喜に沸いたのは2周2Mだった。先行する中里の懐に鋭い差しを突き刺して並走に持ち込むと、3周1Mで熱戦に終止符を打った。

 通算3度目の優勝がビッグタイトルになった。前期は初A1入りを果たしたが、今期はまさかのB1落ち。今年に入っても目立った活躍はなかったが、そのうっぷんを大舞台で一気に晴らした。準優では地元の山川、平山を破って1着。そしてファイナルではド派手なレースで頂点へ駆け抜けた。

 同期の活躍も刺激になった。ともに切磋琢磨(せっさたくま)してきた遠藤エミは今年V6の大ブレーク。シリーズ前に「優勝すれば遠藤さんと一緒に(SG)クラシックに行けると思った」と掲げていた理想が現実になった。遠藤も「カッコ良かった。私も勇気をもらいました」とVサインでニューヒロインを出迎えた。

 この劇的Vで賞金ランクは10位に浮上。次の目標は年末のクイーンズクライマックス(12月26~31日・福岡)出場だ。「B級なので出走できるレースも限られるので、出るレースを一生懸命走って出場できるように頑張りたい」。笑顔が魅力的な新女王の走りに今後も目が離せない。

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