オルフェ顕彰馬!選定対象初年度に選出
JRAは14日、27年度の顕彰馬にオルフェーヴルが選出されたと発表した。今年度から選定の対象となった同馬は記者投票で188票を集め、選定基準となる投票者196人の4分の3以上(147票)をクリア。顕彰馬の選出は昨年度のエルコンドルパサーに続き、31頭目となった。なお、同じく今回から選定の対象となったロードカナロアは、2位となる119票を獲得したものの、規定の票数には届かなかった。
一発で決めた。今年度から新たに対象となったオルフェーヴルが、アッサリと基準をクリアした。11年の牡馬三冠馬。その年の有馬記念で古馬を撃破すると、12年の宝塚記念、引退レースとなった13年の有馬記念と、グランプリを3勝した。国内でG1を6勝する一方で、凱旋門賞で2年連続2着するなど海外でも活躍。レースぶりが破天荒だったこともあり、多くのファンに愛された。
通算成績は海外4戦2勝を含む21戦12勝。現在は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬としてけい養されており、今年初年度産駒が誕生している。
これまで牡馬三冠馬は全て選出されており、当然と言えば当然の結果か。主戦を務めた池添は「そういった馬に関わるのは初めてですし、とても光栄なこと。あれだけ活躍したので、選ばれて当然と言いますか、なるべき馬ですからね」と喜びのコメントを寄せた。
顕彰馬の表彰セレモニーは、京都大賞典当日の10月12日(月)の昼休みに行われ、当日の京都10Rを記念競走「顕彰馬選定記念 オルフェーヴルメモリアル」(芝2000メートル)として施行する。