【セントライト記念】ラーゼン絶好!

 「セントライト記念・G2」(21日、中山)

 ダービー2着馬サトノラーゼンが16日、栗東CWで抜群の手応えを披露。3カ月半ぶりの実戦を前に好調をアピールした。菊花賞(10月25日・京都)への前哨戦できっちり結果を出して、牡馬3冠最終章でも主役を張るか。皐月賞3着馬キタサンブラックも気配は上々。ダービーは14着に敗れたが、距離短縮を追い風に巻き返す。

 抜群の手応えに、鞍上が思わず声を弾ませた。サトノラーゼンは栗東CWで、オーシャンブルー(7歳オープン)の2馬身後方からスタート。直線で内から並びかけると、ゴール前で鋭く末脚を伸ばして1馬身先着を果たした。上がり重点に5F70秒4-40秒7-12秒6。岩田は「最高の追い切りができたと思う。ラスト100メートルの反応が良かったし、ステッキもいらなかった」と合格点を与えた。

 初勝利までに5戦を要したが、レースを経験するごとに成長を遂げた。素質馬がそろった京都新聞杯で初の重賞タイトルを獲得。続くダービーでは内ラチ沿いを通って脚をため、しぶとく伸びてドゥラメンテの2着に食い込んだ。ラスト1冠を見据え、岩田は「今回は勝つイメージしかない。G1馬の器だと思うし、落とせない一戦。勝って本番へつなげたい」と鼻息が荒い。

 3カ月半ぶりの実戦とあって、池江師は「久々で、割引は必要でしょう。使ってからかな」と慎重な姿勢だったが、実績的にもここでぶざまな走りは見せられない。「(春に比べて)体高は伸びていないが、幅が出た感じだね。中山の2200メートルは悪くないし、折り合えれば大丈夫」。2冠馬不在の秋、主役の座はどの馬にも渡さない。

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