【ボート】市橋「最低でも優勝戦」
「大渦大賞・G1」(29日開幕、宮島)
昨年度に続き鳴門周年は、今年もボートレース宮島で開催。29日から6日間、熱戦が繰り広げられる。初日ドリーム1号艇の池田浩二(愛知)を筆頭に、今村豊、白井英治(ともに山口)、瓜生正義(福岡)、毒島誠(群馬)などSGタイトルホルダーが多数集結。近況好調な市橋卓士(徳島)、昨年度の覇者・市川哲也(広島)ら地元勢にも注目が集まる。
【市橋と一問一答】
‐今年はスタートダッシュに成功。2月には四国地区選手権で待望のG1初制覇。
「冬場(昨年末に3場所連続Vも達成)のように回転を止める方向で調整ができる時の方が得意ですね。だから春先まではペラ調整が好調でした。G1を何とか勝てて良かったです」
‐春先に比べての最近の調子。
「今期(5月から)に入ってから、しっかり調整が合ってない感じがします。ただ、だいぶ涼しくなってきたので、これからはやれると思ってます」
‐地元の鳴門が立て替え、護岸工事中のため、宮島水面で代替開催となる。
「やっぱり地元でやりたい気持ちはあるけど、宮島は優勝経験があるし、昨年の周年でも噴いていたイメージが残っている。だから代替地が宮島で良かったです」
‐8月宮島のお盆シリーズでは優出3着。
「いいエンジンが引けて、ある程度引き出せたと思う。やっぱり宮島は相性がいいですね」
‐そのお盆レースでの収穫。
「時間帯による風向きの変化が分かったのが大きいですね。水面の景色も慣れたし、周年につながると思います」
‐9月16日からの開催から、宮島は出力低減エンジンに変更される。
「やはり宮島水面で経験しているエンジンの方がアドバンテージがあるけど、実は出力低減エンジンの方が成績はいいんです。デビューして初めて完全V(昨年12月とこなめ)をしたのも出力低減エンジン。エンジンの質にもよるけど、ある程度は仕上げられる自信はあります」
‐エンジンが替わっても持ち味は変わらない。
「そうですね。昔から自分はスタートが武器。デビュー時よりはダッシュ乗りが落ちたかも知れないが、勝負どころではしっかり行きますよ」
‐賞金ランク28位(23日現在)。今後の目標。
「今年は結構SGに出させてもらっているけど、やっぱり大きな大会で活躍するのが目標。8月のボートレースメモリアルでは優出できたけど、転覆してしまった…。悔しかったし、その分も頑張りたい。最終的な目標はもちろん年末のグランプリに出ることです」
‐来年7月13日には地元の鳴門でオーシャンカップが行われる。
「絶対に出ないとダメな大会。今、一番意識して戦ってます」
‐そのためには今節も勝負になる。
「もちろんそうですね。それに地元のタイトルが付いた大会は特別。やらなければという気持ちは強い。最低でも優勝戦には乗りたい気持ちです」
‐それでは最後にファンの皆さんへ。
「地区選は獲ってますが、やっぱり全国の強豪が集まる周年記念も勝ちたい気持ちが強いです。水面的にも今回はチャンスだと思ってます。皆さん是非応援してください」