【ボート】安定感抜群の池田がリード
「大渦大賞・G1」(29日開幕、宮島)
昨年度に続き鳴門周年は、今年もボートレース宮島で開催。29日から6日間、熱戦が繰り広げられる。初日ドリーム1号艇の池田浩二(愛知)を筆頭に、今村豊、白井英治(ともに山口)、瓜生正義(福岡)、毒島誠(群馬)などSGタイトルホルダーが多数集結。近況好調な市橋卓士(徳島)、昨年度の覇者・市川哲也(広島)ら地元勢にも注目が集まる。
SGタイトルホルダーが多く、豪華メンバーがそろった。注目は初日ドリーム1号艇に陣取る池田。昨年ほどの活躍は見られないが、それでも賞金ランクは8位(20日現在)。安定感はボート界屈指だ。持ち味の旋回スピードを生かした攻めで、首位戦線をリードする。
2日目ドリーム1号艇に陣取る白井も要注目。昨年8月のSG・メモリアルを制したように、この時季の強さは別格。宮島も好相性を誇り、新エンジンでも問題ないだろう。白井の師匠でもある“レジェンド”今村も主役の一人。スロー水域から自慢のS攻勢を発揮して、G1タイトルを再び奪取する。今年はF休みが長く、苦しんできた瓜生だが、今月のG1多摩川周年で優勝し、上り調子。本来の姿を取り戻しつつありV争いに当然加わってくるだろう。
当大会連覇を狙う市川は走り慣れた水面だけに、Sで有利な戦いに持ち込める。当地巧者の代表格が深川だ。SGグラチャンでは優出3着。昨年7月のG2・MB大賞でも優出を果たしている。ドル箱水面を味方に、初日から暴れ回る。吉田拡、毒島も水面相性が良く、上位争いは必至。
ドリーム組以外では宮島実績のある中沢、大峯が面白い。中沢は今年早くも宮島4回目の登場。大峯は宮島では6連続優出中でV3。10年中国地区選以来のG1優勝の可能性も十分。