【菊花賞】リアルスティール伸び脚披露
「菊花賞・G1」(25日、京都)
想定通りだ。悲願のクラシックVを目指すリアルスティールが15日、栗東CWで1週前追い切りを実施。折り合いを重視した内容で、しまい重点にシャープな伸び脚を披露した。
2馬身先行するラングレー(4歳1600万下)の真後ろに付けて、チップを浴びながら我慢の追走。コーナーワークでインに潜り込み、ラスト1Fで鞍上に軽く促されると、解き放たれた矢のようにスパッと切れた。
6F81秒8-37秒7-12秒3。2馬身先着に、騎乗した福永は「馬なりでしまいを伸ばしたが、動きは素軽かった」と体調アップを感じた様子。気持ちの入った走りに「もう少し楽に走ってくれたらいいんだけど」と課題も口にしたが、全体的には合格点を与えた。
動きを見守った矢作師は「“順調”のひと言」ときっぱり。「体が締まったな。折り合いもよくついていた」と理想的な内容に満足げだった。日を追うごとに折り合い面に進境がうかがえる。最後の1冠獲りへ、視界は限りなく良好だ。