【秋華賞】ドンキ暴走…逃走失敗17着
「秋華賞・G1」(18日、京都)
ブンブンと首を振り、鞍上の制御に逆らった返し馬の段階で桜花賞馬レッツゴードンキに暗雲が立ち込めていた。しかも発馬が決まらず、得意の先行策が取れなかった。道中では我慢が利かなくなって、暴走気味に前へ。そこでドンキの2冠制覇ははかなく消えた。
「スタートもそうだったけど、道中で折り合いを欠いてしまったね。返し馬からカッとなってしまって…。距離も長かったね」。最後の直線では全く余力が残っていなかった。不本意な凡走に、岩田はぼうぜんとした。
まさかのブービー17着。レース前の段階から不安を抱いていたのは梅田師も同じ。「返し馬から行きたがっていたからね」と唇をかむ。そして「オークス(10着)を見ているみたいだった。掛かって終わってしまったね。やっぱり距離も長かった」と肩を落とした。