【菊花賞】ラーゼン逆襲だ
「菊花賞・G1」(25日、京都)
人馬とも巻き返しへ準備万端だ。サトノラーゼンの最終デモは21日、岩田を背に栗東CWでカルナヴァレスコ(3歳500万下)と併せ馬。しびれるような手応えでコーナーを回り、直線は内を突いて鋭く伸びた。4F55秒1-40秒1-12秒5で楽々と併入した。
2週続けて騎乗した鞍上は「申し分ない。使ってガス抜きもできている。馬の筋肉の張りとかも良くなっている」と声を弾ませる。セントライト記念は7着だったが「2、3番手が取れていたら勝っていた。ダービー(2着)でもあれだけ走ってくれているからね」と信頼は揺るがない。
先週の秋華賞ではレッツゴードンキに騎乗し、17着と大敗。「折り合えず、悔しい思いをした。その悔しさを今回の菊花賞にぶつけたい」と言い切る。内なる闘志を力に変え、今度こそ栄冠をつかみ取る。