【ボート】松井、今垣ら虎視たんたん
「びわこ大賞・G1」(29日開幕、びわこ)
この時季は比較的水面も安定しているとはいえ、得手、不得手がはっきりしているのがびわこ。やはりシリーズを引っ張っていくのは地元勢となるだろう。注目は“びわこのエース”守田。当地で2月に行われたG1・近畿地区選手権は、準優勝戦で転覆の憂き目も、予選道中は初日ドリーム戦以外はオール3連対と、さすがの走りをみせた。今年は当地を6回走って4優出V1とその強さは誰もが認めるところ。61周年に続くVの大きなチャンスだ。川北も地元優勝12回と存在感は十分。エンジン次第ではV戦線に加わってくるだろう。その他、君島、馬場、青木の若手も虎視たんたん。
地元勢の強敵となるのは、びわこを準地元としている近畿勢だろう。なかでも初日ドリーム戦1号艇で登場の松井が筆頭格。びわこは今年7月の一般戦で優勝。過去には95年に地区選、96、04年には周年を制覇と実績は文句なし。得意水面で王者の威厳をみせる。今垣は当地ではG1、G2で優勝3回、同じく石野も優勝2回と好相性。両者ともに年末へ向けても、いい流れを作りたいところ。
グランプリV2の池田を筆頭に、今年V7の笠原、同じくV6の原田を要する東海勢も、今年は好調で無視できない。その他では毒島が今年G1V3と絶好調。びわこ水面にはやや苦手意識があるようだが勢いに注目。SG・ボートレースメモリアルで惜しくも準優勝の峰も、近況のリズムは申し分なし。大暴れを期待できそうだ。