【ボート】宮島巧者の深川「楽しみ」
「宮島チャレンジカップ・G1」(4日開幕、宮島)
水面との相性が成せる技なのか。宮島に来れば常に噴かし上げているのが深川真二(佐賀)だ。6月のグラチャンでは節イチ仕上がりで優出。新エンジンとなった10月の鳴門周年は13号機が相棒。降ろし立ての9月16日からのシリーズは目立たなかったが深川が駆ると俊敏の動き。大崩れのない成績で準優進出を決めた。「いつもの宮島は伸び型の仕上がりになるけど、今回は強力な出足型に仕上がった。もう一つ調整のパターンができましたね」と笑みがこぼれた。
もちろん今回の目標は優勝。「水面相性はすごくいいし、調整のパターンが一つ増えたことで、どんなエンジンにも対応できる。楽しみですね」。下関周年を制して勢いに乗る深川が、今節も面白くしてくれそうだ。