【JC】ラブリー貫禄走!さらに充実

 「ジャパンC・G1」(29日、東京)

 4連勝で天皇賞・秋を制したラブリーデイが、好調キープを誇示した。19日、栗東CWの併せ馬では、シャープな脚さばきで僚馬に1馬身先着を決めた。3歳牝馬2冠のミッキークイーンも、栗東CWで軽快なフットワークを披露し、僚馬に先着。好気配を漂わせていた。

 貫禄すら感じさせる走りだった。天皇賞・秋の覇者ラブリーデイは、川田を背に栗東CWでプリンスダム(4歳1000万下)と併せ馬。序盤は僚馬を3馬身後方から追走し、直線は内へ。終始、馬なりだったが、直線半ばで馬体を並べると自らギアチェンジ。首をしっかりと使って推進力を得ると、力強いストライドで6F86秒6-40秒3-12秒3のタイムを刻み、1馬身先着した。

 鞍上は「スムーズに(調教を)終えたことが一番。それが何よりです」と胸をなで下ろす。池江師も「動きは良かったですね。順調に来ています。前走後も思ったよりダメージがなく、立ち上げやすかったですね」と納得の表情を浮かべた。

 今度の舞台は府中の2400メートル。2走前に同距離の京都大賞典を制しているとはいえ、指揮官は「東京の2400メートルとは違う。そのあたりが鍵になってくるでしょうね」と勝敗の分かれ目を分析する。

 今年に入って重賞6勝で、うちG1・2勝と大活躍。秋3戦目となるが、状態面は上昇カーブを描き続ける。師は「今のところは思った通りだし(状態が)落ちないように維持しないと」と気を引き締める。きっちりと態勢を整え、国内外の強豪撃破を狙う。

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