「レディースチャレンジカップ・Ｇ２」（２４日開幕、芦屋）

　滝川が一気にスターダムの座に躍り出た。Ｂ１格付けながら、８月のＧ１・レディースチャンピオンで優勝。５コースからの逆転劇で女王の座に就いた。節間で挙げた３勝の決まり手はいずれも「抜き」で、優勝戦での激闘とともに、最後まで諦めないレースぶりを印象づけた。

　今年は８月まで優出がなかったが、レディースチャンピオンを制してからはガラリと様相が一変した。「リズムはいい」と自信をのぞかせるように、８月大村、９月芦屋、１１月に入って江戸川、三国で連続優出。好リズムのままレディースチャレンジカップに挑む。

　９月芦屋のオールレディースでは優勝戦２着だった。「そのときは、まあまあ合わせられた。いつも通り、失敗しないように」と気を引き締める。賞金ランキング８位と余裕はあるが、来年１月から２期ぶりにＡ１に復帰し、３月にはクラシックでＳＧ初出場を果たす。これから続くビッグレースでの活躍を占う意味でも、大事なシリーズといえる。