【阪神JF】アンジュ好調末脚で勝負

 「阪神JF・G1」(13日、阪神)

 実戦さながらの力強い末脚で好調をアピールした。アルテミスSの覇者デンコウアンジュの最終リハは9日、栗東DPでメイショウルルド(2歳未勝利)と併せ馬。しまい重点だったが、軽く促されると全身を使って弾むように伸びた。5F66秒4-37秒1-11秒3で3馬身先着だ。

 騎乗した佐藤助手は「きょうはあまりやっていないので、正直、馬は楽そうだった。先週、長めからやっているし、これでいい。スッと動いて反応してくれた」と感触は悪くない。荒川師も「体が戻っていたので、先週はしっかりと負荷をかけた。その分、今週は軽めだが、動きは良かった」と合格点を与えた。

 前走は12番人気の低評価を覆して重賞初V。上がり3F33秒3の末脚は破壊力抜群だった。指揮官も「後ろからだったけど、いい脚を使ってくれた。徐々に幼さも抜けて、だいぶ真っすぐに走れるようになってきたね」と成長を実感する。

 鞍上は、先週JRA通算900勝を達成した川田。2戦ぶりのコンビとなるが「前走も見てくれていると思う。作戦はジョッキーに任せる。自分のレースをしてくれたら、ここでも結果はついてくる」とトレーナーは力強く言い切る。厩舎にとって、G1初制覇がかかる一戦。自慢の末脚で、ビッグタイトルをつかみ獲る。

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