【有馬記念】ルージュ叩いた効果抜群

 「有馬記念・G1」(27日、中山)

 ファンの期待の大きさが伝わってくる。重賞タイトルは、きさらぎ賞のG3・1勝のみのルージュバック。普通なら下位人気でも当然の3歳牝馬が、もう1頭出走する4歳牝馬で今年のエリザベス女王杯勝ち馬マリアライトを大きく引き離し、前日単勝オッズで10・8倍の5番人気に推されている。

 態勢はきっちり整った。レース前日の26日朝は、美浦坂路下の角馬場で乗り運動を行った後、すぐに厩舎周りの引き運動でクールダウン。たまに尻っ跳ねをするなど多少テンションが高くなっているが、逆にこのしぐさこそがこの馬の好調の証しなのだ。陣営の狙い通り、全てが秋初戦となった前走のエリザベス女王杯(4着)以上に仕上がった。

 大竹師は「活気がありますね。状態面は言うことなし」と胸を張る。「前走とは馬体重は同じぐらいでも、シルエットが全く違いますからね。休み明けを叩いた効果は抜群。この中間は在厩調整でしたが、ストレスをかけることなくうまくいきました」と満足そうにうなずいた。1960年スターロツチ以来、55年ぶりの3歳牝馬Vへ。底知れぬ魅力を持つ才女が歴史をつくる

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