【シルクロードS】ネロ豪快最終リハ
「シルクロードS・G3」(31日、京都)
栗東坂路の“番長”が、いつも通りのパワフルな脚さばきを見せつけた。目下2連勝中のネロは28日、単走で一杯の内容。体重の軽い見習い騎手を背に、今週の水、木に追い切ったなかで一番時計となる4F49秒4-36秒3-12秒4を記録した。「(全体時計で)50秒を切るぐらい、と指示。予定通り、調整できていますね」と日高助手は納得の笑みをこぼした。
ハナにこだわるスタイルは返上。控える競馬が板につくとともに、成績も安定してきた。「以前はテンションが高めだったが、今は精神的に落ち着きが見られる。番手で競馬ができるようになったのは大きいですね。今回も2、3番手からになると思う」と目を細める。週末の雨予報も大歓迎だ。「力のいる馬場になってくれれば」。虎視たんたんと一発を狙っている。