【ボート】MVP山崎がV争い中心
「関東地区選手権・G1」(4日開幕、多摩川)
昨年のMVP・山崎智也がV争いの中心だ。昨年はオールスター、グランドチャンピオン、グランプリとSGを3勝し、賞金王にも輝いた。3年ぶりの地区選Vへ腕をぶす。群馬勢では毒島誠がF休みで不出場も、重鎮・江口晃生が年頭の桐生を制するなど好調だ。
迎え撃つ東京勢では長田頼宗、後藤翔之の躍進が光る。長田は昨年末のグランプリシリーズ戦でSG初優出、初優勝を決めてSGウイナーの仲間入り。年頭の多摩川では振るわなかったが、今回は気合を入れてくるはずだ。後藤は昨年V6と大ブレーク。16年前期の適用勝率は7・74をマークした。G1でも7月福岡周年で初めて優出し、十分に通用する地力をつけてきた。
中野次郎も完全に一時期の低迷を脱している。昨年3月の当地周年を制しているだけに侮れない。浜野谷憲吾は多摩川の新春シリーズを鮮やかな4カドまくりで制して健在をアピール。11月に当地で優勝した石渡鉄兵、S力が際だつ山田哲也も上位争いに加わる。
埼玉勢は若手の成長が際立つ。その代表格は桐生順平だ。昨年はクラシックを制して念願のSG覇者となった。多摩川では優勝3回と実績は十分。黒井達矢、中田竜太は16年前期適用勝率で7点をオーバー。勢いで上位進出を目指す。須藤博倫も連覇を期して挑む。
女子は松本晶恵、中里優子、永井聖美の3人が参戦する。中でも昨年末にクイーンズクライマックスに出場した松本に注目が集まる。