【ボート】賞金女王撃破の平山に勢い
「四国地区選手権・G1」(5日開幕、まるがめ)
女子レーサーの地元勢では平山智加が好調だ。昨年末のクイーンズクライマックス・シリーズ戦(福岡)を優勝。さらに年をまたいで地元戦のG3・オールレディースを制して連続Vを果たした。そのオールレディースは、2コースからイン寺田千恵を差して勝利。昨年の女子賞金No.1選手を破った内容は、高く評価できる。
その平山に続くのが平高奈菜だ。昨年末のクイーンズクライマックス優勝戦では6号艇ながらも2着。14年に続いて“銀メダル”に終わったが、女子トップレベルの実力を誇示するには十分な走りだった。2節前の地元オールレディースでも優出3着。昨年6月三国のW優勝戦以来、優勝にこそ届いていないがリズムはキープしている。
地区選といえば、99年の覇者である山川美由紀を忘れてはいけない。12年から始まったクイーンズクライマックスは、14年こそシリーズ戦の出場になってしまったが、昨年は再び決定戦出場のベスト12入りに返り咲き。健在ぶりを示した。今年の地区選でも存在感を発揮する。
徳島勢では岩崎芳美がエース格となる。昨年は11月下関での優勝1回にとどまったが、夏場以降はコンスタントに優出。クイーンズクライマックス・シリーズ戦でも優出を果たした。地区選でも手腕を発揮する。
新田芳美は昨年初戦の1月とこなめのオールレディースで優勝。幸先いいスタートを切ったが、年間を通しては6月徳山で優出して以降、優勝戦に進むことができず苦戦した印象。しかし、今年初戦の浜名湖オールレディースで優出を果たしたことが、一つのきっかけになりそうだ。