菜七子の両親、愛娘の完走に一安心
16年ぶり7人目のJRA女性ジョッキーとなった藤田菜七子騎手(18)=美浦・根本=が同期5人よりもひと足早く、3日の南関東競馬・川崎競馬場で“ひな祭りデビュー”を果たした。6鞍に騎乗して残念ながら未勝利に終わったものの、初勝利への手応えを感じさせる好内容となった。競馬場には通常の倍近い7214人のファンが詰めかけ、63社137人のマスコミが殺到。“菜七子フィーバー”の一日となった。
両親も競馬場に駆けつけ、愛娘の晴れ姿に温かい声援を送り続けた。デビュー戦を見終えて「周りに迷惑をかけず、初めてのレースを無事に終えてくれてホッとしています。いよいよプロとしての一歩を踏み出したわけだし、頑張って結果を残して欲しいですね」と父・稔さん、母・恵子さんは口をそろえ、ホッと胸をなで下ろしていた。