【日経賞】アクター5連勝!春盾も獲る
「日経賞・G2」(26日、中山)
昨年の有馬記念の覇者ゴールドアクターが意地を見せた。同2着サウンズオブアースとの競り合いを再び制して、今季初戦を勝利した。
道中、2番手追走からの押し切り。休み明けで完調手前だったが「攻め馬はもう少しだったけど、賢い馬なので競馬に行くと走っちゃうのかも」と吉田隼はホッとした表情を浮かべた。
次走は天皇賞・春(5月1日・京都)。この日は2番人気に甘んじたが、前哨戦を力強く勝ち切って、本番では大本命になりそうだ。「距離がちょっとね。3200メートルは…」と中川師は控えめに話したが、昨年7月の函館戦で復帰してから破竹の5連勝。5歳春を迎えて充実期を迎えている。
「きょうで(連勝が)途切れると思っていたが、あの出来で勝てたので。(天皇賞へは)いい状態で行けると思う」と指揮官。主戦も「順調に行ってほしい。頑張りたい」と2つ目のビッグタイトルへ闘志を燃やす。6連勝で盾取り-。薫風香る淀で“千両役者”の走りを披露する。