【南関東競馬】ララベル重賞5勝目
「しらさぎ賞・S3」(27日、浦和)
単勝1・6倍の断然の1番人気に支持されたララベルが、道中2番手から4角で先頭に立って快勝、重賞5勝目を獲得した。2着にはしぶとく伸びた11番人気プリンセスバリューが入り、後方から追い上げた5番人気ビーインラプチャーが3着。兵庫から参戦した3番人気トーコーヴィーナスは11着に敗れた。なお、1着馬は「第20回スパーキングレディーカップ・Jpn3」(7月6日・川崎)の優先出走権を手にした。
初めて背負う57キロの斤量も、休み明けでプラス8キロの馬体重も全く問題なし。ハナを切ったエールドランジュの2番手につけたララベルは、余裕たっぷりの手応えで早々と4角でスパート。最後まで後続を寄せ付けず、手綱を抑えたまま1馬身半差をつけフィニッシュ。役者の違いを見せつけた。
主戦真島大が負傷中のため、代打騎乗を務めた吉原寛は、「またがった瞬間、おっとりしていて大丈夫かと思ったのですが、やはり力が違いましたね」と改めて強さに脱帽しながら、責任を果たして胸をなで下ろした。
荒山勝師は次走に関して「トゥクソムC・韓国G2」(6月5日・ソウル)への参戦プランがあることを明かし、「元気なら遠征させたい」と意欲をのぞかせた。秋の大目標はもちろん「JBCレディスクラシック・Jpn1」(11月3日・川崎)。南関東の女王として、さらなる飛躍を目指す。