【京王杯SC】スパルタン4連勝で獲る
「京王杯SC・G2」(14日、東京)
3連勝中のエイシンスパルタンが、一気に重賞タイトルを狙う。前走の春雷Sはデビュー10戦目で初の芝6F戦となったが、しっかりと対応して快勝。仲田助手は「もともといい馬ですが、調子も上がっていました。休み明け3走目でさらに良さそう」と手応えは十分だ。
3走前の晩春S快勝後、右前管骨開放骨折が発覚。約9カ月半の休養を余儀なくされた。「2走前(斑鳩S)は休む前に比べると筋肉が落ち、戻ってきたころのレースでした。あれだけ長く休んで、いきなり勝つのはすごい」と能力を再認識。「長所はスピード。ピューッと行って、そこからもう一度スピードが上がるのがいい。心肺機能もいいです」と素質への評価は高い。
今回は芝7F戦に戻るが、同じ舞台の3走前に、その後ダービー卿CTを勝ったマジックタイムに2馬身半差の快勝。「力の発揮できる条件です。ここでどれだけの競馬ができるか。試金石だと思います」と今後の飛躍を占う一戦と位置づける。
重賞初挑戦だが、「G1にも出られるくらいの能力はあると思う」と期待は大きい。僚馬で桜花賞を制したジュエラーは骨折で戦線離脱したが、復活を遂げた5歳馬が、重賞初制覇で再び厩舎を上昇気流に乗せる。