【ダービー】マカヒキ末脚圧巻!
「日本ダービー・G1」(29日、東京)
さらなるパワーアップを遂げた。マカヒキは18日、川田を背に栗東CWで併せ馬。ジルダ(4歳1600万下)を追走して、4角で射程圏に入れると、最後は圧巻の末脚で2馬身半突き放した。タイムは6F82秒7-38秒6-11秒6。ラストの時計が示すように、反応、切れ味ともに申し分なしだ。
「順調にレースに向かっていけている。ここにきて筋肉がついてきた。理想的な馬体になっていますよ」と友道師は充実ぶりに目を細める。これが5戦目。経験が浅い分、伸びしろも大きい。皐月賞でディーマジェスティにつけられた11/4馬身差は、確実に詰まるはずだ。
「折り合いがつくから距離に関しては問題ないし、左回りも気にならない」と、師は初距離、初東京の不安をきっぱりと打ち消す。勝てば、登録のある凱旋門賞・仏G1(10月2日・シャンティイ)出走も現実味を帯びてくる一戦。進化を続けるマカヒキには、無限の可能性が詰まっている。