【オークス】チェッキーノ好感触
「オークス・G1」(22日、東京)
目下3連勝中で前走フローラSを快勝したチェッキーノは19日、美浦Wで単走追い。馬なり調整と内容に派手さはなかったものの、軽快な走りで好調をアピールした。01年に7着に敗れた母ハッピーパスの雪辱を果たす時が来た。なお、この日、出走馬18頭と枠順が確定。馬券は21日に前日発売が行われる。
メンタル面を重視した内容だった。フローラSの覇者チェッキーノは美浦Wで馬なりの内容。レッドソレイユ(5歳500万下)、アヴニールマルシェ(4歳オープン)の2頭を前に見ながらも、力むところは見られず、ゆったりとした走りを見せた。時計は5F68秒7-39秒4-12秒4。
動きを見守った藤沢和師は「一生懸命になっていない」と独特の言い回しで好感触を伝える。今回は2400メートルの長丁場で落ち着いて走れるかが最重要課題。前日追いを必要としない木曜日に追い切りを敢行し、テンションを上げないために細心の注意を払った。初騎乗の戸崎圭も「乗る前は気性面で敏感な部分があるのかと思ったが、リラックスして走っていた」と好感触。陣営が描く思い通りのケイコ内容となった。
先週のヴィクトリアマイルをストレイトガールで制し、いい流れで臨む戸崎圭だが、オークスには苦い思い出がある。昨年は1番人気のルージュバックで2着に敗退。「悔しい思いをしただけに、今年いい結果を出せれば」とリベンジに燃えている。
指揮官が「2400メートルを走れそうな馬。すごく期待している」と力を込めれば、鞍上も「先週の勢いに乗って行きたい」とクラシック初制覇に意欲を見せる。3連勝中の素質馬が頂点を射止める。