【ボート】グラチャンカウントダウン5

 「グランドチャンピオン・SG」(21日開幕、蒲郡)

 蒲郡で実施された過去20回のSGで、地元・愛知支部の選手が優勝したのは、1992年クラシックの鈴木幸夫しかいない。今回の地元勢は仲口博崇、原田幸哉、池田浩二、赤岩善生、平本真之の5人。蒲郡開催ということで最も気合が入っているのが赤岩だ。

 SG常連として何年も過ごしてきたが、今年はクラシック、オールスターと参戦できなかった。「そのことには納得。でも、グラチャンは蒲郡だしね」。地元に寄せる熱い思いに加え、大舞台に参戦できなかった悔しさも一緒にぶつける構えでいる。

 “整備の鬼”としてならした腕は、エンジンの仕様が変わった今も一級品。3月戸田周年(優出4着)で駆った21号機は、その後に2節連続Vなど大暴れ。2連対率50%を超えたまま使用最終節を迎えた。「今のエンジンだと整備しても出ない時はある。でも、やってることは間違いじゃないからね」。前節のとこなめでは7戦6勝、2着1回の準パーフェクトVを決めて、最高のリズムでタイトル奪取に挑む。

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