【ボート】鳴門OCカウントダウンコラム5
「オーシャンカップ・SG」(13日開幕、鳴門)
井口が好調だ。昨年はFの影響があり、なかなか波に乗り切れなかった。今年は3月の戸田G1周年を制するなど、特にG1戦線でのコンスタントな成績が光る。オーシャンカップはG1・G2の優出者の得点合計上位者が選考基準。井口は選考期間(昨年5月1日~今年4月30日)でのG1・G2優出は8回とメンバー最多で、選出順位2位でドリームメンバーに選ばれている。
「今年はまあまあ調子がいい。気持ち的に余裕がある」。今年の優勝こそ戸田G1周年、3月津一般戦の2回だが、優出は9回と高いレベルで安定しており、賞金ランキングは6位につけている。昨年は90日間のF休みがあり、SG戦線でも思うように成績を残せなかった。その分、今年は優位に進めることができている。
2012年のオーシャンカップ以来、4年ぶり6回目のSG制覇へ、機が熟したといえる。冷静さが加わった井口が、久々の戴冠を目指す。