【ボート】桐生メモリアルカウントダウンコラム4
「ボートレースメモリアル・SG」(23日開幕、桐生)
平山智加が今年も新たな金字塔を打ち立てた。SG・ボートレースダービー(10月25~30日・福岡)で、女子選手として史上初めて選考勝率1位で出場を決めたのだ。2013年1月尼崎周年では、グレード制導入後初の女子による周年記念制覇を達成。それに続く快挙で、存在感を大いにアピールしてみせた。
メモリアルは2年ぶりの出場。その一昨年(若松)は、SGで初めて予選突破を果たしている。その後はやや調子を崩したものの、今は完全復調モード。準優進出はもちろん、さらにその上も目指せそうな勢いがある。
特筆すべきは、桐生での実績。今年はすでに2節参戦し、5月の一般戦ではオール2連対でVと男子を圧倒。7月ヴィーナスシリーズでは準優3着と不覚を取ったものの、予選は7走して2連対6本の強さを見せた。
現行エンジンの仕上げ方を把握している点は大きなアドバンテージ。得意の水面で女子レーサーによる史上初のSG制覇へ。ボートレースの歴史に大きな足跡を残しても驚けない。