【ボート】桐生メモリアルカウントダウンコラム5
「ボートレースメモリアル・SG」(23日開幕、桐生)
群馬の重鎮・江口晃生が2014年ダービー(とこなめ)以来のSG参戦を果たす。地元・桐生でのSGとなると、10年ダービー以来。この時はたった1人の地元戦士として奮闘し、準優3着ながら見せ場を十分に作った。
メモリアル出場は実に8年ぶり。賞金王・山崎智也やSG覇者に成長したまな弟子の毒島誠がいるため、なかなか推薦を受けられない状況が続いた。今回はオーシャンC(鳴門)で峰竜太らが準優Fを犯し、出場権を失ったことで繰り上がって出場のチャンスを得た。
51歳になり今大会では55歳の今村豊に次いで2番目の年長。昨年12月には初孫も誕生した。それでも闘志に衰えは全くなく、今期適用勝率は7・82のハイスコアだ。地元G1はマスターズチャンピオンと日程が重なってしまうことが続いて不参戦が増えたが、「桐生のエンジン出しでは誰にも負けない」というプライドは、一線級相手でも持ち続けている。久々の地元SGで、桐生の全てを知る男が熱い走りを見せてくれるはずだ。