【ボート】菊地が遠征勢の総大将!SG覇者の意地を見せる

 「宮島チャンピオンカップ・G1」(7日開幕、宮島)

 ボート界で今、最も旬な選手と言えば菊地孝平(静岡)だろう。直前に行われたSGメモリアル(桐生)の優勝戦では鋭いターンを繰り出して、1周2Mで逆転して快勝。通算5回目のSGタイトルをゲットした。「舟足は納得の仕上がりになっていたし、完璧なレースもできた」と満面の笑みを浮かべた。

 この優勝により、賞金ランクは堂々トップに浮上した。「毎年そうだが今年も1~3月までは良くなかったけど、6月の鳴門周年を勝ったところから上向いてきましたね。ここまでの流れは悪くないと思います。納得した足になることも多かった」と手応えは十分だ。

 今回の舞台となる宮島は、まだ優勝のない水面。「宮島は24場の中でも屈指の苦手水面なんです…。調整、水面など、どれをとっても難しい印象。中でもSですね。自分はSからレースを組み立てるので、Sが難しいのが一番の要因かな」と振り返る。

 昨年は4回参戦。最初の2回は予選落ちしたが、3回目は準優へ進出。4回目は優出と着実に階段を上っている。「3回目となった6月のSGグラチャンで何となく調整の方向性がつかめて、4回目の記念の時は予選をトップ通過できた。そのときの記憶は残っているので、いいイメージで挑めます」と表情は明るい。

 もちろんグランプリ制覇が目標だが、あくまでも自然体を貫く。「もちろん年末で勝ちたい気持ちはあるが、これまでの積み重ねた結果で決まると思っている。とにかく目の前の戦いに全力投球するだけ」と宮島初Vへ気合の走りを披露する。

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