【ボート】宮島マイスター!前本が決める 宮島で“神ってる”男
「宮島チャンピオンカップ・G1」(7日開幕、宮島)
宮島水面で無類の強さを誇る選手が前本泰和。13年11月に59周年記念で地元G1初Vを飾り、そこから4連続Vを達成。地元水面は近20節で優出16回、優勝は実に8回を数える。今年もFを切った正月開催以外は、すべて優出している。
ただ「今年はエンジン、ボートの抽選運が悪いですね…。ゴールデンウィークは悪いエンジン(31号機=当時2連対率23%で優出3着)で、なんとかごまかして乗っただけだし、お盆開催はボートが悪くて…。なんとか出足は付いたけど、調整に苦しみました」。それでも結果を残すところが、前本が宮島で“神ってる”ところだ。
近況は変わらず好調。7月のSG鳴門オーシャンカップでは節イチ級の評価があったくらい噴いていた。「エンジンはそこまでたいしたことがなかったけど、うまくマッチしてくれましたね」と手応えをつかむ。
残念ながらその開催でF持ちに…。ただ「地元なんでSはある程度見てます。タッチS近辺は行けないけど、コンマ10くらいなら大丈夫」と気落ちはない。
もちろん目標は3年ぶり2回目の地元周年制覇。「調整のパターンは何個かあるので、2連対率40%のエンジンを引ければ楽しみ。特に33号機や42号機だったらチャンスだと思う」とニヤリ。絶対の自信を持つ水面で、前本が初日から絶大な存在感を示す。