【ボート】辻が地元2度目G1制覇狙う 「調整をしくじらないように…」

 「宮島チャンピオンカップ・G1」(7日開幕、宮島)

 地元が誇るテクニックレーサーと言えば辻栄蔵だ。状況に合わせた握り、差し技はボート界でも屈指の技量を誇る。もちろん今回の目標は2回目の地元G1制覇だ。

 今年は正月開催の宮島で優勝を飾ると、2月のG1中国地区選では優出5着、4月にG1三国周年で準優勝を飾った。SGでも5月のオールスター、7月のオーシャンカップ、前節のメモリアルで準優に進出している。

 ただ成績に関しては納得していない。「なんとかしのいでいるかなというだけですね。最近は癖のある形をしたペラをよく引く。それで調整するか迷ってしまって、初日に6着を獲ることが多い。それが尾を引いてしまうことが結構ありますから」。確かに成績を振り返ると、ここ10節は初日6着大敗は6回を数えている。6着が極端に少ない選手だけに、この成績は異例とも言える。

 ただここに来て復調気配。宮島のお盆シリーズではボートの悪さに苦戦したが、強力な伸び型に仕上げて優出3着。続く児島は茅原悠紀、吉田拡郎の岡山勢や、広島から西島義則、市川哲也が参戦する豪華シリーズだったが、インからきっちり逃げて優勝を飾った。

 リズム上り調子で挑める今回。Vチャンスは十分にある。「やっぱりエンジン抽選が大事になりますね。昨年6月のSGグランドチャンピオンくらいのエンジンを引けたら楽しみはある。それに宮島は節間の3、4日目辺りに回転域が変わったりするので、調整が本当に難しい。みんなも迷うと思うが、いかにその迷いを少なくするかが勝負の分かれ目となる。調整をしくじらないようにして、優勝したいです」と地元G1タイトル奪取に燃えていた。

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