【秋華賞】ネオヴェルザンデイ大波乱起こす!?格安108万円落札馬
「秋華賞・G1」(16日、京都)
良血馬、何するものぞ。賞金900万円馬の抽選を突破したテンプルシティ産駒ネオヴェルザンデイが、シンデレラストーリーを思い描いて西に向かう。同馬は14年の米国キーンランド・セプテンバーセールで上場され、サラブレッドとしては1万ドル(約108万円)で落札された“格安馬”。現状では格下感は否めないが、立ち回りのうまさなら“一流”に引けは取らない。
「まさかG1を使えるとは思わなかった…」。鹿戸師も驚きを隠せない。同じ厩舎で主力級のディープインパクト産駒ビッシュ、重賞2着の実績があるネオユニヴァース産駒ダイワドレッサーと肩を並べてラスト1冠を狙う。
状態の良さも負けず劣らず。14日朝、美浦北のダートを軽快に流す動きを見守った指揮官は「具合は良さそうだね」と目を細めた。引き当てた枠は8枠17番。外枠となったが、「先行したいので、本当は内枠の方が良かったけど、競馬が上手な馬だから大丈夫」と問題なしを強調した。前走の500万下Vは15頭立て11番人気の低評価に反発してのもの。多頭数出しは人気薄-大舞台でも波乱を演出してみせるか。