昨年のJC勝ち馬ショウナンパンドラが電撃引退
14年の秋華賞、昨年のジャパンCを制したショウナンパンドラ(牝5歳、栗東・高野友和厩舎)の現役引退が2日、発表された。今後は北海道安平町のノーザンファームで繁殖入りする。
ステイゴールドなどを近親に持つディープインパクト産駒で、13年12月にデビュー。翌春のクラシックに出走することはできなかったが、秋の紫苑S2着で優先出走権を獲得して挑んだ秋華賞でオークス馬ヌーヴォレコルトを首差下してG1初制覇を飾った。
15年の宝塚記念で3着に奮闘し、同年秋の始動戦・オールカマーでは強敵を相手に完勝。天皇賞・秋4着から出走したジャパンCでは鮮やかな差し切りで国内外の強豪を破って勝利した。
今年の大阪杯、ヴィクトリアマイルでともに3着に敗れたあと、6月に左第3中手骨遠位か裂骨折が判明し、休養入り。ターフに戻ることなく、そのまま引退することが決まった。通算18戦5勝(うちG1・2勝を含む、重賞3勝)。獲得賞金は6億768万8000円。