【競輪】大石大二郎氏の息子・大石崇晴がA級2班に特別昇班
オリックス元監督の大石大二郎氏の次男で競輪選手の大石崇晴(24)=京都・109期・A3=が、11月30日、京王閣5RのA級チャレンジ決勝に出走し、まくりで1着。9連勝で3場所連続完全優勝となり、A級2班に特別昇班を決めた。
大石は準決勝と同様に6番手で打鐘を迎えたが慌てることはなかった。先に仕掛けた同期の大利、山本に合わせて浮上を開始すると、最終バックで一気にスパート。豪快なまくりで2着の山本に5車身の差をつけ独走でのゴールとなった。レース後は「デビューしてからモタモタしたけど、やっと決められて良かった」とホッとした表情。今後に向けては「全体に力が足りてない。A級、S級でも通用する脚を作っていきたい」と地脚強化に取り組む構えだ。
大石の父は近鉄で4回の盗塁王に輝き、引退後はオリックスで監督を務めた大石大二郎氏。自身は報徳学園で10年夏の甲子園でベスト4。12年からは四国アイランドリーグにも挑戦。父の勧めで競輪選手を目指し、15年5月に日本競輪学校に入学。今年3月に在校成績3位の成績で卒業した。7月の和歌山競輪場でデビューし2走目に初1着。2節目の奈良で初の決勝に進出した。10月の岐阜で初優勝を飾るとその勢いで富山、今回の京王閣と9走全て1着で優勝し、A級2班への昇班を決めた。