ゴールドアクターの母が死ぬ スクリーンヒーローの子を宿したまま
有馬記念(25日・中山)連覇を狙うゴールドアクター(牡5歳、美浦・中川公成厩舎)の母ヘイロンシン(牝17歳)が、北海道新冠町にあるけい養先の北勝ファームで1日に死んでいたことが明らかになった。おなかにはゴールドアクターの全きょうだいに当たるスクリーンヒーローの子を宿していた。最近は食欲もなく衰弱していたという。
現役時代に28戦2勝(うち障害12戦2勝)の成績を残し、繁殖入り。キョウワアリシバ(その父アリシーバ)を父に持つ貴重な繁殖牝馬で、3頭目の産駒のゴールドアクター以降では全妹にあたる1歳馬がいる。
オーナーブリーダーでゴールドアクターの馬主だった居城要氏も今年6月に90歳で死去(現在は居城寿与氏がオーナー)。年末のグランプリでジャパンC4着からの巻き返しを果たし、天国のオーナー、母に吉報を届けることができるかが注目される。
ゴールドアクターを管理する中川公成調教師「きのう連絡を受けました。きれいで本当にいい馬だった。とても残念です」。