「阪神ＪＦ、Ｇ１」（１１日、阪神）

　１番人気のソウルスターリングが無傷の３連勝で２歳女王を戴冠だ。

　絶好の２番枠を最大限に生かした。道中は好位の内々で折り合いに専念。直線を向くとそのままポッカリあいた内ラチ沿いを鮮やかに抜けだした。１分３４秒０のタイムでの完勝劇に、この日６勝の固め打ちとなったクリストフ・ルメール騎手は「うれしい。最初からすばらしい能力があるのは分かっていたからね。これでＧ１を取れた。来年が楽しみになったね」と満面の笑み。父は現役時代、Ｇ１１０勝を含む無傷の１４連勝を誇った“怪物”フランケル。日本でのＧ１馬第１号となった。２着には大外枠＆出遅れの不利がありながら、２番人気のリスグラシューが突っ込み、３着には３番人気のレーヌミノル。順当な決着となった。