【競輪】大宮競輪G3は平原康多がV

 「開設68周年記念 G3東日本発祥倉茂記念杯」(17日・大宮競輪場)

 地元の平原康多(34)=埼玉・87期・SS=が苦しい展開をしのぎ、豪快なまくりを決めて、6回目の大宮記念優勝を4連勝の完全Vで達成。優勝賞金360万円を獲得した。記念Vは2016年7月の小松島以来で16回目。平原を追走した牛山貴広が2着、稲垣裕之が3着に入った。

 平原が4連勝の完全Vで、2年ぶり6回目の大宮記念制覇を決めて地元エースの底力を見せつけた。決勝は後手後手に回る苦しい展開になったが、最終バックから力強くまくり上げて先頭でフィニッシュした。

 「地元の声援のおかげで自分の力以上のものが出せた。優勝できてよかったです」とファンへの感謝を口にした。年末のグランプリから立川記念とハードな日程が続き、地元記念の直前は風邪で発熱するアクシデントもあったが、気力でカバーして最高の結果を残してみせた。

 2月16日からは今年最初のG1・全日本選抜(取手)に臨む。「この優勝でいいスタートが切れた。今後も自分の走りを見せていけるように頑張りたい」とさらなる活躍を誓った。

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