良血馬ヴァナヘイム春クラシック絶望 骨折で若駒S出走取消
若駒Sに出走を予定していたヴァナヘイム(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)が左前脚膝部分の第三手根骨を骨折していたことが判明し、20日に同レースの出走を取り消した。
所属するサンデーサラブレッドクラブのホームページによると、18日の追い切り後に歩様に硬さが見られたため、20日朝に栗東トレーニングセンターで精密検査を行ったところ、骨折が判明。全治6か月以上という診断を受けた。
今後は手術を行わず、保存療法で患部が固まるのを待つ方針。近日中に滋賀県のノーザンファームしがらきへ放牧に出され、その後は北海道に移動して静養する予定だ。
祖母が名牝エアグルーヴで、近親に2冠馬ドゥラメンテがいる良血馬。前走の京都2歳S2着で賞金を加算していたが、これで春のクラシック参戦は絶望的になった。