武豊2着2回 全戦で菜七子に先着 早くも次回以降の参戦に意欲
「マカオ国際男女混合JC」(21日、タイパ)
勝利を挙げることはできなかった。武豊騎手(47)=栗東・フリー、藤田菜七子騎手(19)=美浦・根本=が21日、マカオの騎手招待競走に参戦。シリーズの3戦を含め、ともに6レースに騎乗したが、ユタカの2着2回が最高着順で、菜七子の海外初勝利はならなかった。
初参戦のマカオでVを決めることはできなかったが、日本のレジェンドが存在感を示した。
ジョッキーズチャレンジ2戦目となった3Rでは、好位の外め追走から2着に突っ込み、ポイントをきっちり加算。最も見せ場をつくったのは、続くチャレンジ3戦目の4Rだ。好スタートを決めて果敢にハナへ。ゴール前で断然人気馬に差されたものの、あと一歩で金星のシーンを演出してみせた。
この日唯一の重賞戦となった5R・マカオスプリントトロフィー・マカオG3では、好位追走から3着。計6戦中5戦で掲示板を確保し、全戦で菜七子に先着。人気の有無に関わらずそつのない騎乗ぶりで現地のファンを沸かせた。
男女2人のペア、計6チームのポイント数で争われたシリーズでは、ブラジルの女性騎手・レモスとのコンビで3位。この騎手招待戦は今年が初の開催だったが、「日本代表として勝つことができなくて残念ですが、その分日本に帰ってから頑張っていきたい。機会があれば、また来たいと思います」と、早くも次回以降の参戦に意欲を見せていた。