【シルクロードS】ソルヴェイグがG1へ弾みつける “強い4歳”は牡馬だけじゃない
「シルクロードS・G3」(29日、京都)
“強い4歳世代”は牡馬だけじゃない。昨年のスプリンターズSで3着に好走したソルヴェイグが、春の短距離女王を目指していよいよ始動する。
昨年はフィリーズレビューで重賞初制覇を飾ると、夏の函館スプリントSをレコードでV。2つの重賞タイトルを手にしたが、それ以上に価値が高いのは、何と言っても秋の短距離王決定戦・スプリンターズSだろう。勝ったレッドファルクス、2着ミッキーアイルから頭、首差の3着。堂々とした戦いぶりで強豪と互角に渡り合った。
鮫島師が振り返る。「直線で窮屈なところに入って閉じ込められたが、こじ開けてからの脚が良かった。ああいう瞬発力があるから出てこられたし、短距離にも対応してくれるよね」。これまで、掲示板を外したのは桜花賞(17着)だけという堅実派。立ち回りのうまさが最大の武器だ。
始動戦へ向けて仕上がりも良好。1週前は栗東坂路で4F52秒1の好タイムをマーク。鋭い反応を見せて体調の良さを伝えた。指揮官は「いい動きだったし、時計も良かった。予定通り。体がふっくらして落ち着きもあるし、いい雰囲気。初戦から結果を出したいね」とVへ手応え。猛威を振るう4歳勢。その勢いに続き、G1獲りへ弾みをつける。