水口、愛馬で重賞初Vへ 8年目の「恩返し」
期待に応えたい。デビュー8年目を迎える水口優也騎手(25)=栗東・フリー=が、愛着たっぷりのセカンドテーブルでシルクロードSに参戦。重賞初制覇を目指す。
15年10月の信越Sで初コンビ。16着と大敗を喫したが、重賞ウイナーの底力を感じた。「陣営に“競馬には乗らなくてもいいので、僕が一から鍛え直します”と進言したら、競馬にも乗せてもらえることになって。本当に感謝しています」。
誰よりもこの馬のことは分かっている。同馬には18戦中9鞍に騎乗。手替わりする悔しさも味わったが、腐ることなく、ひたむきに調教をつけた。そして今回、2戦ぶりに相棒の手綱を握る。「オーナーには以前、ピクニックソングという馬で新馬勝ちさせていただいて。そのつながりで今があります。去年、セカンドテーブルを復活させることができましたが、今年は貪欲に重賞を狙っていかないと。それが恩返しだと思っています」。昨年は4着。さらに絆を深めた人馬が、ここでリベンジを果たしてみせる。(デイリースポーツ・松浦孝司)