【競輪】渡辺が地元記念を初制覇
「いわき金杯争奪戦・G3」(29日、平)
最終日の12Rで決勝戦が争われ、渡辺一成(33)=SS・福島・88期=が番手まくりを決めて、地元記念初制覇を成し遂げた。打鐘から先行した新山響平をマークし、最終3角から抜け出した。最終バックでの落車事故を避けた松谷秀幸、園田匠が2、3着に入った。
渡辺の記念優勝は2015年6月の取手以来7回目。「みこしは担ぐより担がれる方が大変。この優勝は大きな財産で、いい経験になった。これで1年間は自信を持って戦える」。北日本ラインでの2段駆けを成功させて、ファンの人気に応えた。 レースは、山田-園田、松谷、古性-村上、香川、新山-渡辺-菊地で周回を重ねた。打鐘から新山が先行して主導権。最終バックでは、まくりで巻き返す古性を菊地がブロックすると、古性、村上、香川が落車した。事故の影響を受けなかった渡辺は3角で自らまくって抜け出した。